円舞曲はあなたの腕の中で~お嬢様、メイドになって舞踏会に潜入する~

ミーガンは、焦げた部分を切り取り、
裏側の見返し布をカットして
当て布をした。

あっという間に、
きれいに布地が補修され、
焦げたところは目立たなくなった。

その後、きれいにレースで修復をし、
元のように素敵な衣装になった。


「凄い!!天才だわ!あなた、
なんてすごいの。たいしたもんだねえ」

エリノアは、彼女のことをいっぺんに
好きになった。

「いいえ。このくらいなら、
いつでも呼んでください」

また、見た目だけでなく、
中身も気持ちのいい人だった。


エリノアは、ミーガンに握手を求め、
彼女は快く応じてくれた。

その後、エリノアはアリスに
逆らうことが出来ず、
彼女の仕事の邪魔をしないように、
ランドリールームを出た。

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