俺を好きになってよ。
「りっちゃん、次どこ回ろっか?」
「うーんとね…」
どこ行こうか決めていた時、ある声が聞こえてきた。
……あ、そうだ…。
「南!こっち!」
「えっ!?りっちゃん!?」
私が向かった先はあのイベント。
《好きな人に告白したいって人!!まだ受付はしております!!どんどん来てくださーい!!では、一人目の方の告白まで3、2、1loveっ!》
「ぼっ、僕は!本当にマミちゃんが好きだーーー!!!」
「ごめんなさいーー!!!」
「…はぁ、りっちゃん本当足速い…って、今度はどこ行くの!?」
「こっち!」
私はステージの前に来ていた。
昨日の事、後悔してるから。
私はステージに上がると皆の視線を集めた。
《おやっ!これはこれは!!メイドさんじゃないですか!もしかして、昨日の執事さんへの返事ですか!?》
司会者の人は覚えてていたようでそう言ってきた。
「…はい」
「え、りっちゃん?」
「南は黙ってて!」
「あ、はい」