俺を好きになってよ。
はぁ…
ため息が聞こえたと同時によっしーが抱き寄せてきた。
「…っ!…よ、よっしー…?」
「もっと早く駆けつけてれば…」
「だ、大丈夫だって!ちょっと触られたぐらいどーってことないって!」
そんな心配しなくても、私はこの通り生きてますし、ピンピンしてますから〜。
「嘘…つくなよ。震えてんの分かってるし」
「…何言って…」
何言ってんのさ、これは寒いからであって………
なんて思ってたけど落ち着いてくると震えていることに気がついた。
何で私震えてんのよ…
「あんま、無理すんなよ。なんかあったら、もっと俺を頼ってよ…」
何で…何でそんな辛い顔してるの…?
何でこんなにきつく抱きしめてくるの…?
こんなの…ずるい。
期待しちゃうんだからね…。
すると足音が廊下から聞こえてきた。
それと同時に扉が勢いよく開いた。
「りっちゃん!」
「…!南っ…」
よっしーに抱き寄せられているから顔は見えなかったけど、声でわかった。
南も息切らしながら来たってことは必死に探してくれたんだ…。
するとよっしーが私を離して南の方に私を預けた。
もう少し…このままがよかったな…なんて思いながら南の方を向いた。
「南、凛月を保健室に連れっててあげて?」
「わかった」
そう言うと南は私の腕を引っ張り教室を出ていく。
廊下はさっきいた教室までとは行かないけど暗くなっていた。
あ…そうだ。
教室を出る前によっしーに頼まなくちゃ。
「よっしー、悪いけどさ、麻衣子送ってあげて…?」
「…わかった。凛月ちゃんと冷やせよ」
「…ありがとう」
それから私達はよっしーと別れ、保健室に向かった。