俺を好きになってよ。

よっしーは何も言わず、素早くブレザーを脱ぎ、はだけている私に着せてきた。

何でここに…

って言おうとしたけれど助けに来てくれたんだとわかった。

こんな汗だくになるまで探してくれたんだと思うと胸が苦しくなった。

「ぐ…て、めぇ…」

「…!よっしー危な……っ!」

さっきまで倒れていた男が起き上がりよっしーを殴ろうとしていた。


危ない!

その鈍い音に私は思わず目を瞑った。
その直後、床に人が倒れる音が。

…もしかして…よっしー?


「よっしー大丈夫っ……て、あれ…」

倒れていたのは男の方だった。
男は気絶しているようで。
さっきといい、今といい全部よっしーがやったんだよね…?

「…テメェ、次こんな事したら命ねぇからな。…って、気絶してんのかよ。弱ぇな」


…え、この人よっしー…?
口調がヤ、ヤンキーみたいなんですけど!

しかも顔!いつもは穏やかなのに今鬼みたい何ですけど!?

軽くパニクってる中、よっしーはいつものよっしーに戻っていて、私の顔を覗いてきた。

「…凛月?怪我…ない?」

「…う、うん…大丈夫。…った!」

「大丈夫じゃないじゃん!ほっぺ…!」

あ、ホントだ…。
左の頬殴られたんだった。
その事をよっしーに話したらまた、鬼みたいな顔になっていって。

「…テメェ…」

「よ、よっしーやめて!冷やせば治るから!」

また殴ったら今度こそ動かなくなっちゃうから!!

よっしーの意外な一面がわかったから良かったけども!





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