俺を好きになってよ。
南は手際よく冷えピタを変えてくれた。
冷えピタ貼ってあったんだ…気づかなかった。
それから、薬を飲ませてもらった。
南は作業を終えるとまたどこかに行きそうだった。
不安になった私は南を見上げた。
そしたら、南と目が合って、何かを悟ったのか、ギュッと私を包み込んだ。
「大丈夫、どこも行かないから。安心して…?」
「うん…」
こうやって背中をポンポンしてもらうの二回目かな…。
私が襲われた日もこうやって、安心させるように…。
なんか、落ち着くんだよね…。
私は再び眠りについた___