俺を好きになってよ。


お風呂から出ても二階にある私の部屋から笑い声が聞こえてくる。


声デカすぎ…。



ていうか、いつまで話してるの!


呆れて部屋に戻るのをやめ、そのままリビングに行こうとしたら、玄関のドアがまた開いた。




今度は誰……って言わなくてもあの人しかいないよ……。






「お母さん、おかえり」


「あらぁ、りっちゃんただいまぁ〜!お利口にしてた?」



全く…。


子供じゃないんだから…。



お母様のお帰りだ……。







さぁ、騒がしくなるなぁ…………。





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