秘密の陰陽師 【弐】


「もし拓海が私たちのこと裏切ったとしても
私はずっと拓海を信じてるよ?
まだ出会ってから1ヶ月しか経ってないけど
1ヶ月の間で色んな拓海を見たよ?
怒ってる拓海も笑ってる拓海も
全部本当の拓海だと思うから。
だから私は拓海を信じてる」




この言葉に嘘はない

私は真っ直ぐに拓海を見て言う



「あぁ俺もだ。
お前はテンション高くてうざいけど
人一倍周りのことを気にしていて
人一倍人の異変には気づく
それはお前が優しくて友達思いだからだ。
俺はお前をずっと友達と思ってる
そして…仲間だと思ってるよ」




舜もまっすぐに拓海を見た




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