君が信じてくれたから







ーーーテクテク

しばらく歩いていると紗彩ちゃんが話しかけてきた。

紗「…あの、ハルマさんはここら辺に住んでるんですか?」

綺「ん?まぁ、そーだね。」

紗「そうなんですか…。私、生まれも育ちもここら辺なんですけどハルマさんみたいなカッコイイ方は初めて見ました。」

ギクッ!

そりゃまぁ…性別偽ってますし、久しぶりに繁華街来たし、そもそも前来てた時もいつも夜だったからね。

綺「そ、そうかな?……つか、それよりさ!」

それ以上聞かれないために話題をかえる。

綺「そのハルマさん、ってのと敬語はやめよーぜ。」

騙してるのに敬われるって…なんか罪悪感ある……。

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