空に咲く花とキミを
やっぱり直くんは変わらなくて、スナックでのバイトがない日は、昼間のバイトが終わってから合流して、あたしが帰るのは日付が変わってからだった。

そして、あたしが直くんと別れられなくなる、決定的な出来事が起こる。

あの日、パチンコ屋さんの駐車場でキッパリ別れておけば……そんな後悔をしても時間は戻らない。



「ちょっと直くん大丈夫⁈本気⁈」

あたしは、焦っていた。

「オマエさぁ、オレのこと信用してねぇの⁈」

「いや、そういう訳じゃなくて…」

季節は冬、12月に入ったところで、寒さが日に日に増して厳しくなっていた。

次の日はあたしのバイトが休みだから飲みに行こうって話になって、そのまま泊まるかと思いきや、直くんは運転して帰ると言うのだ。

「じゃあ何なんだよ⁈せっかくオレが車だしてやってんのに…」

そう、めずらしく直くんが車をだしてくれていたーーーだから余計に機嫌が悪いのだろう。

「でも今日は2人ともお酒飲んでーーー」


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