恋に落ちたきっかけは




「ブフックッククククク」



黒崎部長は吹きだすようにしてから大笑いしてる。




声とか笑いかただけで何となく分かる。





「なんで笑ってんですか?」




「いーや?何でもない」





堪えてるようだけど、まだ笑っていることがわかる。




どんだけ笑ってるのよ!!




パタン、とドアを閉めたような音がした。



黒崎部長、出たんだ。




私もそろそろ上がろうと思い湯銭から出た。



上がると黒崎部長のティーシャツと半ズボンが置いてあった。




棚を開けるときれいにタオルが置かれてあった。




とてもふかふかで柔らかい。なおかつ、とてもいいにおい。



さすが、仕事でも私生活でもきっちりしているのね。







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