シトラス。
「…はぁ??アンタに何がわかんだよ!」
「調子にのんなよっ!」
きつい香水の香りが迫ってきたと思ったら、強い力で突き飛ばされた。
「くっ!」
踏ん張って耐えて、かわした。
その時、足首に鈍い痛みが走った。
「くっそ!!」
香水のきつい子が悔しそうに、化粧の濃い顔を歪める。
周りの取り巻きが意外そうな顔で、私を見てる。
爽快。
谷地さんは俯いていて、顔が長い髪に隠れていて見えなかった。
「……調子にのんなよっ!!!」