誰にも言えない秘密の結婚




「ミナちゃんのことは、忘れなくていいです……てか、忘れないであげて下さい……」


「明……」


「ミナちゃんは亡くなったけど、拓海さんの心の中では生きてます……だから、忘れないであげて下さい……」



拓海さんの話を聞いて、拓海さんがどれだけミナちゃんを愛していたのかわかった。


だから忘れて欲しくなかった。



「明?」


「はい」


「ありがとう」


「いえ……」



拓海さんは再び私の身体をギュッと抱きしめた。



「明、これからも宜しくね」


「こちらこそ、宜しくお願いします……」



拓海さんが私の身体を少し離して笑った。


私も笑う。




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