誰にも言えない秘密の結婚




「空翔、心配して電話してきたみたいだった」



リビングに戻って来た拓海さんはそう言って、スマホをテーブルに置いた。



「あの、事務所に行きませんか?」


「えっ?何で?」


「社長に迷惑かけてしまったから、そのお詫びをしたいのと、私の口からもちゃんと報告したいので……」


「別にいいのに……」


「ダメです」


「わかった。じゃあ、行こうか?」



拓海さんはそう言ってクスッと笑った。




< 176 / 302 >

この作品をシェア

pagetop