誰にも言えない秘密の結婚
「明ちゃんがいなくなってからの拓海の態度を見て、お互い同じ気持ちなんだなと、俺が何とかしないと拓海が壊れてしまうと思って、明ちゃんを事務所に連れて行って、拓海と話をさせようと思ってね。もし2人で話すのが気まずかったら俺が間に入ってもいいと思った矢先、拓海が何を勘違いしたのか、人の話を聞く前に殴りかかってきたってわけ」
「あ、ほ、本当にゴメン、なさい……」
私は社長に頭を下げた。
「明ちゃんは悪くないよ。もし何か言われたら夫婦喧嘩したって言っとくから」
社長はそう言ってケラケラと笑った。
「なぁ、明ちゃん?」
「はい」
「拓海って、めちゃくちゃイケメンだろ?」
「そ、そうですね……私には勿体無いくらいの……」
「拓海は男の俺から見ても惚れ惚れするくらいのイケメンだよ。でもね……」
でも、何だろう……。