誰にも言えない秘密の結婚



旅行の話をしていたら、気付いたら日付が変わっていた。



「そろそろ寝ようか?」


「そ、そうですね」



ーー一緒に寝てもいい?


拓海さんの言葉を思い出して、胸がドクリと高鳴った。



「どっちの部屋で寝る?」


「えっ?あ、えっと……どちらでも……」


「じゃあ、俺の部屋でもいい?」


「はい……」



初めて入る拓海さんの部屋。


更にドキドキ感が増してくる。




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