誰にも言えない秘密の結婚
「拓海さん、まだ時間あるから寝てて大丈夫だよ?」
拓海さんが帰って来た時には、日付が変わっていた。
「大丈夫だよ。完璧に目が覚めた」
その時、拓海さんに手を握られ、そのまま引っ張られた。
「キャッ!」
拓海さんは膝の上に夏を乗せたまま、私の肩をギュッと抱き寄せた。
トクンと小さく胸が鳴る。
結婚して、夏が生まれても、まだまだ拓海さんに抱きしめられると胸がドキドキしちゃう。
「明と結婚して、夏が生まれて、毎日が幸せで、幸せ過ぎて怖いくらいだよ」
「私もだよ」
「あー!仕事、行きたくないなぁ!このまま、明と夏と3人で一緒にいたい」
拓海さんはそう言うと、私の唇に軽くキスをした。
それをジーと不思議そうな顔で見ている夏。
「夏にもチュウしちゃお」
そう言った拓海さんは夏のホッペにチュウをした。