キミの音を聴きたくて
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文化祭が終わって、今は夏休み真っ只中。
“ 今日 ” は何もかもを忘れたい日だ。
だから家にはいたくない。
私は日々ちゃんの家に遊びに来ている。
こんな風に家で遊んだりする友達なんて今までいなかったから、新しい存在に心があたたまる。
彼女の家は予想通りかわいらしく、女子らしいぬいぐるみがたくさんある。
私の部屋とは対照的で、見た人が楽しい気分になれる物ばかりだ。
でも、ここにいるのは私と日々ちゃんだけではない。
「まさか音中さんと遊べる日がくるなんて……!」
「みんな、私服かわいいねっ」
そう、文化祭で仲良くなった相川さんと月野さんも一緒だ。