また、明日。
翌日は土曜で爽真が朝から病院に来ていた。
今日はいつもより体が重かった。

「有里おはよー」
「おはよう爽真」
「体調どう?」

心配そうにそう問いかける彼の顔はとても真剣だ。

「ちょっと体が重いかな」
「辛かったらすぐ言いなよ?」
「うん」

私は、今日が最期のような気がしてならなかった。

「爽真、大好き」
「俺も大好き、愛してる」
「爽真」
「なに?」
「僕も愛してるよ」
「なんか今日の有里いつもと違うね?」
「そうかな?」

その後もお互いに愛してるの言葉を囁きあった。
しかし、その会話もそう長くは続かなかった。


この思い、届くといいな…
君にいつか……
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