純情オレンジ




「…食欲ない、けど食べる」



と、言って付けていたマスクを外した



口調が少し幼く感じて、こんな時なのに可愛いと思ってしまう



そしていつのまにか、私の彼女に避けられていた不安もすっかり忘れてしまっていた






「凛花」




名前を呼ばれ、ピクリと反応する



「な、何…?」



「…あーん」



「え」



いきなり目を瞑り、口を開けているみかんちゃんに、私は少し動揺する




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