1 week
宇宙が仕事に行くと言って羽海が泣いた。
私は羽海をなだめ、2人で動物園に出掛けた。
すると動物園で思わぬ人に逢った。
いつも夕方本を読みに来るイケメンの大学生だ。
武原という名の彼は好きな作家の全集を毎日少しずつ読んで帰る。
「これ、売れちゃいますかね?」
「もう何年もあるから大丈夫だと思うけど…」
「いつか絶対買うから取っておいてもらえませんか?」
「うーん…私の一存じゃお答え出来ないけど…聞いておくね。
一応、お名前と電話番号だけここに書いて。」
「はい。」
その事を店主に伝えると店主は快く
「良いですよ。」
と言ってくれた。
「この本をそこまで愛してくれる人に引き取って貰った方が嬉しいですからね。」
「でもいつ買えるかはわかりませんよ。
なんせまだ大学生みたいですから。」
「どうせそう簡単に売れませんからね。」
私もそう思ってたので嬉しかった。
その事を武原に話すと
武原は私の手を取って喜んだ。
触れられた時、ドキっとした。
それが多分、武原に恋した瞬間だった。
私は羽海をなだめ、2人で動物園に出掛けた。
すると動物園で思わぬ人に逢った。
いつも夕方本を読みに来るイケメンの大学生だ。
武原という名の彼は好きな作家の全集を毎日少しずつ読んで帰る。
「これ、売れちゃいますかね?」
「もう何年もあるから大丈夫だと思うけど…」
「いつか絶対買うから取っておいてもらえませんか?」
「うーん…私の一存じゃお答え出来ないけど…聞いておくね。
一応、お名前と電話番号だけここに書いて。」
「はい。」
その事を店主に伝えると店主は快く
「良いですよ。」
と言ってくれた。
「この本をそこまで愛してくれる人に引き取って貰った方が嬉しいですからね。」
「でもいつ買えるかはわかりませんよ。
なんせまだ大学生みたいですから。」
「どうせそう簡単に売れませんからね。」
私もそう思ってたので嬉しかった。
その事を武原に話すと
武原は私の手を取って喜んだ。
触れられた時、ドキっとした。
それが多分、武原に恋した瞬間だった。