朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令


「でもそのおかげで、戦争が起きる前には前国王はエドガー様に王位を継承することを決めていましたよ。王妃の力はもちろん強かったですが、ラッセル様は遊んでばかりでしたから。前国王はエドガー様のことをちゃんと認めてくださっていたんですね」


お父様である前国王がちゃんとエドガーのことを評価してくれたのが、せめてもの救い、か……。


「王族というのは大変ですね。相続争いで、エドガー様の側から王妃側に寝返った者もいました。陛下は何度殺されかけたかわかりません」

「次期国王になることが決まってからも、何度も暗殺未遂があったって言ってたわね」

「ええ。あなたと婚約したことで、王妃の座を狙っていた娘たち……正しくはその父親たちも敵に回しましたから、これからも大変でしょう」


センテムの言葉がぐさりと胸を刺す。私のせいで、エドガーの立場はますます悪くなってしまったの?

私が黙ってしまったのを気にしたのか、センテムが声をわざと明るくして言いなおす。


「あなたがいけないわけじゃない。誰と結婚してもどこかに角が立ったはずです」


そりゃあそうだけど。ふと脳裏に舞踏会の時の光景がよみがえる。茶色い巻き髪のピンクドレス。あの人、私をにらんでいた。もしかしたらあの人、エドガーと結婚したかったのかしら。


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