朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令
部屋に戻ると、明日の準備の大詰めが待っていた。ドレスの最終調整をし、髪型をルーシアと相談して決め、儀式の手順を確認する。
儀式を行う聖堂は滅多には入れない場所。そこで予行演習をするわけにはいかないらしい。
エドガーは次々に入国してくる近隣諸国の偉い人たちの対応をしているみたい。せっかく思いが通じあったのに、ゆっくり語らう時間もなさそう。
まあ、いいんだけどね。ゆっくり語らったら朝みたいにいじめられるだけだし。
「お昼のお食事が終わったら、入浴していただきます」
昼食の途中で、ルーシアが横から言った。
「もう? 早くない?」
「早くありません。お風呂から上がってから、爪を染めなければなりませんし、お肌や御髪にたっぷり栄養をあたえなくては。それ意外にも、やることはたくさんあるんですよ。王女様は明日の主役なんですからねっ」
「は、はあ……」
そりゃあ私だって、一生に一度の晴れ舞台だもの。できるだけ綺麗にしたい気持ちはあるけど。今朝日が昇る前に起きたから、お風呂なんか入ったらその場で寝ちゃいそう。そして夜眠れなくなる気がするのよね。
「ほら、たくさん食べてください! 花嫁は体力勝負ですよ! でもお腹は出さないように!」
「ええ~」