朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令


あなたがわからないわ、エドガー。

どうして自分のことを好きな人が信用できなくて、嫌いな人を信用してるの?

あなたが自分で言う通り。歪んでる。私が命を狙っているから好きなんて、おかしいわ。

どうして? あなたはどうして、そんなふうに歪んでしまったの。


『お前が、俺のことを好きになればいいのに』


まぶたを閉じると、エドガーの言葉が聞こえてくる。

熱いキスのことを思い出すと、胸が痛くなった。

やめて。そんなことにならないわ。なっちゃいけないの。

私は、あなたを好きになっちゃいけない。

だから、そんなことを言わないで。優しくしないで。触れたりしないで。

これ以上されたら、きっと。

好きになって、しまうから。



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