ただの幼なじみ、だったのに…!?
「せ、先輩っ…?」

「…なんてね。俺にしとけば、スイーツいっぱい食べられるのにってことだよ。」


ぽんぽん、と頭を撫でてそういうと

ゆらちゃんは、そうですね、と寂しそうな顔で笑った。


「今日はね、プリンを食べに行こーかと思って。」

「プリン?」

「そ、プリンアラモード。」


俺のおすすめの喫茶店、というと

さっきの寂しそうな表情は消えていた。
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