ただの幼なじみ、だったのに…!?
「…泣かせて、ごめん。」


そばに置いてあったタオルは、まるでこぼしてしまった水を拭いたみたいにびしょびしょに濡れていた。

きっとゆらは、このタオルを握りしめて泣いて

そのまま泣きつかれて眠ってしまったんだろう。


「…ほんとに、ごめん。」


ゆらを誤解させないように、傷つけないように、と思ってしたことが

こんな風にゆらを泣かせてしまっている。

そんな自分が、許せなかった。
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