ただの幼なじみ、だったのに…!?
「てゆーか、さっきから綾瀬の顔怖すぎ。仁は私の彼なんだから、そんな顔しなくても平気だって。」

「…別に、ふつーだっての。」

「嘘だー。なんか目が合うと怖いもん。」


私がちらっと隣にいる悠の顔を見ると

別になんでもねーよ、と私の頭をぽんぽんした。


「んじゃ、話おわったことだし私らは行くね?」

「あ、うんっ。また冬休み明けねっ。」


りのちゃんは真田先輩の手を引いて

もう片方の手でばいばい、と私に手を振った。
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