ただの幼なじみ、だったのに…!?
「…なんか、すごかったね。」

「そうかぁ?」

「…うん。」


何となく気まずくて、結局1回も真田先輩とは目が合わせられなかった。


「でも、幸せそうで、よかった。」


ふった私が言うのも変なことなんだろうけど

2人がすごく幸せそうで、よかったって気持ちが大きかった。


「私らも帰ろっか。帰っておせち食べたい。」

「…だな。」


もう少し外をフラフラしてもよかったけど

今は悠と2人でいたい、そんな気分だった。
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