ただの幼なじみ、だったのに…！？

「もしもし、ゆらちゃん？」

「わっ、真田先輩っ！」

「なんでそんなに驚くの笑着信画面に俺の名前出てたでしょ？」

「す、すみませんっ…。急いで出たから…。」


私が答えると、電話越しに真田先輩の笑い声が聞こえた。


「ゆらちゃん明日さ、予定ある？」

「明日、ですか…？」

「うん。明日、俺の家の近所で花火大会があるらしいんだけど、行かないかなぁって思って。」

「い、行きますっ。」


どうせ何か用事があるわけでもないし

1人でいたって、1日寝ておわるだけだ。