未知の世界5
「どうだ?あの子の様子は。」
石川先生が心配して声をかけてきてくれた。
『症状は落ち着いていますが、良くはなってきていません。
まだしばらくは入院が必要かと。』
手渡したカルテを見る石川先生。
「そうだなぁ。まだまだだなぁ。
まぁ、患者のことはさておき。」
ん?
「昼飯はまだ食べてないんじゃないか?かなちゃんっ⁇」
かなちゃんって…。
いつも佐藤と呼ばれてるのに…。この呼び方は何か嫌な予感しかしない。
『へへ、お昼は忙しくて…』
「嘘付けー!復活してまだ担当患者数人だろー?」
う……。石川先生にも見通されて全く通じない。
『ん?何を嘘付いてるのかな?かなちゃん?』
うっ…この声は。