ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~家族の絆は深まるばかり~
今日もまずはパパが出勤します。


『いってくるね!』

『『『いってらっしゃい!』』』


そうして誰かが出かける時は必ず送り出すのもわが家のルール。

朝は大体パパを皆で見送ります。

そしていってらっしゃいのキスは必須みたいで、パパとママは毎朝してる。

昔は私もパパにほっぺにチュッとキスしてたけど数年前に恥ずかしくなってやめました。
パパ少し寂しそうだったけど、これも成長だねって笑ってました。

ちなみに純くんはパパもママにも私にもほっぺにチュッとします。

可愛いです。

それからママの洗濯中に水で流したお皿を食洗機に入れてセットするのが私の仕事。
純くんも私についてきてお皿を置きます。

それが済むと私も服を着替えたり髪を結んだりしてランドセルを背負い出掛ける準備をします。

でも今日はその途中でママが先に出ます。

『『ママ、いってらっしゃい!』』


『いってきます!弥生あとよろしくね!』

『はーい!任せて!』


『ママ、いってらっしゃい!チュッ』

純くんとそうしてママを送り出しました。


それから純くんの保育園の鞄を見て足りないものがないかチェックした後、時間を見て私と純くんも出かけます。

『さ、純くん保育園送ってくから一緒に行こうね!』


『うん!』


『『いってきます!』』

そうして手を繋いで玄関を出てエレベーターへ。


そのまま降りるのは地下5階。

私達家族は巷で色んな話題のあるB.C. square TOKYOの52階に住んでいます。
パパは30階の法律事務所で仕事をしているしママは4階のクリニックで看護師さんをしています。

なので通勤にはとっても便利。
エレベーターの乗り換えだけなので。

純くんも私が昔通ってたビル内の保育園に入ってます。
ここから外に出るのは私だけ。
さすがに小学校はないからね。

でも今日はママも研修会で近くの大学附属病院に行くので早く出ていきました。
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