ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~家族の絆は深まるばかり~
さぁ、降りた地下5階は管理人室です。


『『田中さんおはようございます!』』

2人で挨拶すると

『弥生さん、純平くんおはようございます。今日もお元気そうですね。』

『うん、元気だよ!今日はお姉ちゃんと保育園行くんだ!』


『おや、そうですか。保育園には連絡してありますか?』


『あ、ママもパパも忙しくて忘れてたかも…』


ピリリリリ


私のキッズ携帯が鳴り出した。


『もしもし、パパ?』


『うん、ごめんね朝うっかりしてて保育園にさっき弥生が純平連れて行くことは話しておいたから大丈夫だから。
送迎よろしくね!』


『さすがパパ!ありがとう。今田中さんとその事話してたところだったから。』


『そうか、俺もうっかりしてたよ。もう大丈夫だから。』


『はーい!任せてね!それじゃあお仕事頑張ってね!』


『解決されたようですね。』

そう言われて純くんと顔を合わせて

『『はい!、いってきまーす!』』


『いってらっしゃいませ。』


そう見送られ上行きのエレベーターに乗り換えて。
エントランスホールに着いてそこから更に商業施設専用で保育園のある階で降りる。


保育園は従業員IDカードが無いとドアが開かないけど、私は部屋のルームキーカードをこういったたまにの送迎の為に保育園のドアも開けられる仕様にしてもらっている。

カードをかざして保育園のドアを開ける


『おはようございます。内海です。』


『はい、純平くんおはようございます。』


『先生おはようございます!』

そうご挨拶、今日はめぐみ先生だった。
先生は私もお世話になったのでよく知っている。

『弥生ちゃん、おはよう。送迎お疲れ様。これから学校よね?いってらっしゃい!』


『はい!よろしくお願いします。
純くん、行ってくるね!』


『ねぇね、いってらっしゃい!チュッ』

『いってきます。チュッ』


そうして私は純くんを送ってから学校に行きました。
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