ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~家族の絆は深まるばかり~
私の学校生活
純くんを送ってから無事に学校に着きました。

学校はB.C. square TOKYO から歩いて10分の所にある区立小学校です。

ここには一年前にビルのそばの高層マンションにお引越ししてきた保育園からのお友達でパパとママ同士が仲良しの東海林菜穂ちゃん真穂ちゃんも通っています。

菜穂ちゃんとは同じクラスなんだけど真穂ちゃんはお隣のクラスなんだよね。

どうして、双子ってクラス分けちゃうのかなぁ。

まぁなんだかんだと休み時間とかは一緒に居るんだけどね。

校門前で菜穂ちゃん真穂ちゃんに会いました。

『『弥生ちゃん、おはよう!』』


『おはよう、2人も今来たところ?』

『うん、そうだよ。そういえば弥生卒業生の送辞はもう書いたの?』

『うん、もう書いたよ。先生の添削も済んで清書もしたから大丈夫。』


なんと卒業生代表に選ばれてしまいました。
ちなみに中学は受検をして私達3人は都立の中高一貫校に合格しています。

そのため代表に選ばれたらしいのだけど、双子だとどっちかが選ばれるのはどうかとなって私になったらしい。

菜穂ちゃん真穂ちゃんのどっちでも良さそうなのにね。

選ばれるのがどっちか片方でも2人は気にしないと思うのに。

『『うん、面倒そうだから選ばれなくてよかった!』』


そう言う2人はニッコリ笑って

『『弥生の勇姿をまったり見とくから、頑張ってね』』


うん、2人はそういうタイプです。
面倒そうな事は嫌いで、何かありそうだと笑顔か無表情で避けて通る。
処世術に長けた2人です。


私は頼まれると断れない性格なもので結構学校でも家でもバタバタしてる。

別に嫌な訳じゃないから良いのだけど。

特に純くんのお世話は率先して動いてしまう。
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