戸惑う暇もないくらい
「ねえ、那智、待って…っ」
そのまま腕を引かれて寝室に連れていかれる。
強い力に全く抵抗が出来ず、そのままの勢いでベッドの上に倒されるように乗り込んだ。
「那智、ちょっと落ち着いて…」
「葉月が無防備なのが悪い。葉月は男がどういう生き物か分かってない」
「…っ」
那智は私の上に跨がって見下ろした。
静かに怒っている那智の目に何も言えなくなる。
「男が考えてることなんてみんな一緒。…綺麗な脚、触ったらどう反応するんだろ」
「や、那智っ」
言いながら那智の手が素肌の膝から上にゆっくり這うように上っていく。
明らかに性的な情動を呼び起こそうとするような触り方につい身体を引きそうになるが腰に跨がった那智の身体で押さえられて動けない。
そのまま那智の手はボトムの中に入ろうとする。
「ここから手を入れて、こんなとこ触ったらどんな声出すだろ」
「ぁ…っだ、め、那智…っ」
敏感な脚の付け根に手が触れて思わずぴくんと身体が震えた。
気を取られている内に那智の左手がパーカーの裾から滑り込む。
「ひゃ…っ」
「こんな可愛い服の下で、どんないやらしい身体してんだろ」
「や、だ、那智…っん」
羞恥を煽るような那智の言葉に恥ずかしくてたまらない。
いつもはこんな意地悪しないのに。
お腹をなぞるように上ってきた那智の手がぐいっと服を持ち上げ、胸元まで露にした。
反射的に両手で隠した胸に那智の視線が突き刺さる。
「広瀬さん、見た目より胸大きいんだ」
「…っ!」
どうしてそんなこと。
そう思った瞬間、無意識に目尻から涙が溢れた。
「…っ」
目が合った那智の瞳が一瞬丸く大きくなり、覆い被さるように私を抱き締めた。
「そういう目で見られてるってもっと自覚しろよ…っ」
さっきとはうって変わって切羽詰まったような那智の声に驚く。
肩口に首を埋める那智の顔は見られない。
「那智…?」
「心配なんだ…葉月が好きだから。全然、余裕ない。どんなに好きだって伝えても足りない。伝わってるのか分からない」
その言葉を聞いた瞬間、心臓の音が嫌に大きく聞こえた。
『伝わってるのか分からない』
そんな風に思わせているのは私自身だ。
「葉月を縛りたくないのに、抑えられない」
那智の苦しそうな声に言葉がでない。
何を言えば良いのか、正解なのか、那智が求めてる言葉が分からない。
でも、何か言わないとー。
「ごめん、ちょっと頭冷やしてくる」
ふっと身体が軽くなったかと思うと那智は私から離れて寝室を出ていった。
「那智…」
呟いた声は那智には届かず、寝室の扉がカチャリと閉じただけだった。
そのまま腕を引かれて寝室に連れていかれる。
強い力に全く抵抗が出来ず、そのままの勢いでベッドの上に倒されるように乗り込んだ。
「那智、ちょっと落ち着いて…」
「葉月が無防備なのが悪い。葉月は男がどういう生き物か分かってない」
「…っ」
那智は私の上に跨がって見下ろした。
静かに怒っている那智の目に何も言えなくなる。
「男が考えてることなんてみんな一緒。…綺麗な脚、触ったらどう反応するんだろ」
「や、那智っ」
言いながら那智の手が素肌の膝から上にゆっくり這うように上っていく。
明らかに性的な情動を呼び起こそうとするような触り方につい身体を引きそうになるが腰に跨がった那智の身体で押さえられて動けない。
そのまま那智の手はボトムの中に入ろうとする。
「ここから手を入れて、こんなとこ触ったらどんな声出すだろ」
「ぁ…っだ、め、那智…っ」
敏感な脚の付け根に手が触れて思わずぴくんと身体が震えた。
気を取られている内に那智の左手がパーカーの裾から滑り込む。
「ひゃ…っ」
「こんな可愛い服の下で、どんないやらしい身体してんだろ」
「や、だ、那智…っん」
羞恥を煽るような那智の言葉に恥ずかしくてたまらない。
いつもはこんな意地悪しないのに。
お腹をなぞるように上ってきた那智の手がぐいっと服を持ち上げ、胸元まで露にした。
反射的に両手で隠した胸に那智の視線が突き刺さる。
「広瀬さん、見た目より胸大きいんだ」
「…っ!」
どうしてそんなこと。
そう思った瞬間、無意識に目尻から涙が溢れた。
「…っ」
目が合った那智の瞳が一瞬丸く大きくなり、覆い被さるように私を抱き締めた。
「そういう目で見られてるってもっと自覚しろよ…っ」
さっきとはうって変わって切羽詰まったような那智の声に驚く。
肩口に首を埋める那智の顔は見られない。
「那智…?」
「心配なんだ…葉月が好きだから。全然、余裕ない。どんなに好きだって伝えても足りない。伝わってるのか分からない」
その言葉を聞いた瞬間、心臓の音が嫌に大きく聞こえた。
『伝わってるのか分からない』
そんな風に思わせているのは私自身だ。
「葉月を縛りたくないのに、抑えられない」
那智の苦しそうな声に言葉がでない。
何を言えば良いのか、正解なのか、那智が求めてる言葉が分からない。
でも、何か言わないとー。
「ごめん、ちょっと頭冷やしてくる」
ふっと身体が軽くなったかと思うと那智は私から離れて寝室を出ていった。
「那智…」
呟いた声は那智には届かず、寝室の扉がカチャリと閉じただけだった。