私を助けてくれたのは…。

『じゃ今から体育を始める
今日は、フリーにするぞ
ただサボったら欠席にするからなー』

「「えー。」」

「雛那、何やる?」

「んー…バレーとかは?」

「いいねー
久々だなーバレー」

私と理沙は中等科のときはバレー部所属だった
高等科に入ってからは辞めたんだー

しばらくバレーをやった
でも何だかいつもより体がだるくキツイ

「理沙、ちょっと休憩しよ」

「雛那、大丈夫?」

「なんかね、だるくて」

「保健室行く?」

「ううん…」

『佐伯と宮田、どうした?』

「雛那がダルイらしいの」

『佐伯保健室行ってきたのが良いんじゃないか?』

「うーん…」

『宮田連れてってやれ』

「雛那、保健室行こ?」

「うん」

保健室…

「失礼しまーす」

「あら?佐伯さんと宮田さん
どうしたの?」

「なんかね、雛那がダルイって」

「そう。佐伯さん熱計ってみて
宮田さんは授業戻って大丈夫よ」

「はぁーい。雛那授業終わったらまた来るからね」

「うん、ありがとう 理沙」

ピピピ…ピピピ…

体温計だ

脇から抜いて見たら熱は37.5℃微熱だった

「何度だった?」

「37.5℃」

「微熱ねー
とりあえず寝てなさい」

「はぁーい」

しばらくして先生に起こされた

「熱また計ってみて」

体温計を受け取って脇に挟んだ

ピピピ…ピピピ…

脇から出して見た

38.4℃

「さっきより上がってるわね
他に症状ある?」

「今朝から喉痛くて苦しいの」

「今日は早退して病院行きなさい」

「はぁーい」

私はポッケからスマホを出して理沙にLINEした
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