私を助けてくれたのは…。

「ごちそうさまでした」

「はい」

今日は、3分の1は食べることが出来たかな

「あれ?雛那、人参残ってるよ」

「人参嫌いなの」

「好き嫌いしないで食べないとー」

「イヤなのー」

大輔は「はいはい」って言いながらおぼんを下げてくれた

「大輔、散歩とか行ってみたい」

「あぁーずっと動いてないもんな」

「うん
外の空気を思いっきり吸いたい」

「実はさ、このまま発作が出なければ退院させようかなって考えてた」

「え?本当!?
…あ、でも。」

「ん?」

「退院したら大輔に会えるの減っちゃう」

「大丈夫だよ!その事なら雛那の親御さんに許可貰って同棲することになってるから」

「同棲///
ありがとう、大輔」

「うん
とりあえず今日発作出なかったら明日午前中散歩行こ
で、午後は再度検査して問題なければ明後日の朝一で退院許可するよ」
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