青野君の犬になりたい
水曜日。出勤時間になっても青野君の姿が見えない。
どうしたのかと思えば、「家の事情」で有給を取り、明日まで休みとのことだった。
金曜日に出勤した青野君は、地元の名産だというお土産の栗饅頭を配り、「お前、長野に帰ってたのか? この饅頭むちゃくちゃうまいんだよな」と、課長を喜ばせていた。
「葉山さん」
振り向くといつの間にか青野君が後ろに立っていて、栗饅頭を机に置きながら、「久しぶり」と耳元で言う。
「なにが久し振り、よ」
普通のボリュームで言い返す。
「もしかして寂しかった?」
「別に」と答えると、「そっか、残念」と、青野君は他の女子に饅頭をあげに行ってしまった。
どうしたのかと思えば、「家の事情」で有給を取り、明日まで休みとのことだった。
金曜日に出勤した青野君は、地元の名産だというお土産の栗饅頭を配り、「お前、長野に帰ってたのか? この饅頭むちゃくちゃうまいんだよな」と、課長を喜ばせていた。
「葉山さん」
振り向くといつの間にか青野君が後ろに立っていて、栗饅頭を机に置きながら、「久しぶり」と耳元で言う。
「なにが久し振り、よ」
普通のボリュームで言い返す。
「もしかして寂しかった?」
「別に」と答えると、「そっか、残念」と、青野君は他の女子に饅頭をあげに行ってしまった。