彼女の恋愛偏差値


漫画を読んだりゲームをしたり。
気づくと2時を回っていた。


「時間経つの早いね~」

ベッドに後ろ向きに倒れ込む。

あー、このまま寝たい気分。

「ホントだな~」

武田くんも同じように倒れ込む。

「なんか帰るのめんどくさ~い」

大きく伸びをした。


てか。

遊ぶことに夢中でそもそもの本題だった話をしていなくない?

帰るのはめんどくさかったけれど、それよりも話がなんなのかききたいかも。


「……泊まる?」

武田くんは少し考えてから困ったような表情を浮かべ、ポツリと言った。

「うん」

私んちに男友達が泊まったこともあるし、私は特別意識せずに即答した。


第一、武田くんは……。
ねぇ(にっこり)。


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