お前のために俺はいる
「これから用事あるからさ、ごめんね」


「あ、、、そうなんだ。こっちこそごめんね。呼び止めちゃって」」


残念そうな表情をする目の前の子を見ても、


なんの感情もない。


でもさ、見られたとか最悪。


って言うか、寝ながら泣いてたとか、


俺かなりヤバい奴じゃん。


涙の訳は、、、そうだ。


分かってる、、、また由奈の夢見てたんだ。


「冬馬〜、ちょっとこっち来い〜」


「何?」


教室を出ると江藤が俺を呼んだ。

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