お前のために俺はいる

「冬馬、お前相変わらず女子に冷たいなぁ」


「はぁ？何が？」


「今、冬馬と話してた子、、、もっと優しくしてやれよ、、、かわいそうに、、、」


また見てたのかよ、、、めんどくせぇ、、、


「江藤には関係ねぇだろ？」


「俺はいつでも女の子の味方だからさぁ〜」


「そんなのどうでもいいわ、、、勝手に言ってろ、、、くだらねぇ、、、」


俺がそう言って江藤に背を向け歩きだすと、


「あ、おいおい、ちよっと待てって！！まだ話があるんだよ〜」


少し慌てたのか、江藤は俺の腕を掴んだ。


「痛てぇな、、、なんだよ？」


振り向くと真顔になった江藤が俺の腕を掴みながら、


「今から俺と一緒に来い」


そう言ってをさらに掴んだ力を強めた。