俺の消えない記憶

未来

「冬馬君、背が高いわね。何センチ?」


「177、、、ぐらいだと思います」


「あら、そんなに!だからかしら?なんだか大人びて見えるわね」


今日は日曜日。


リビングに入ると由奈のお父さんがいた。


ソファーに座ってテレビを観ていたお父さん。


俺に気づくとあの優しい笑顔を俺に向けた。


「おぅ、冬馬君!!久しぶりだね」


「お久しぶりです。おじゃまします」


緊張がサッと溶けていくようで、


俺はお辞儀をし、ゆっくりと顔を上げた。


「どうぞ、こちらに座って、、、」


「ありがとうございます」


「冬馬君、コーヒーでいいかしら?」


「あ、はい、、、」


懐かしい空間、、、あの頃と変わらない優しい笑顔、優しい声。
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