召喚魔法失敗しました!?
ど、どうして!?
私そんな力なんて持ってないのに!!!
さてはっ!!!
「ウィッ――」
そう名前を呼ぶ前に肩にいたカラスは瞬く間にドラゴンの元へと飛び立ち、ドラゴンの周りで雷を纏わせるとそのまま雲の上へと消えた。
それと同時にドラゴンはパッと消え、空はいつもののんびりとした風が吹き抜けていた。
な、な、なな……。
頭を働かせようとしても、さっきのドラゴンが衝撃が大きすぎて整理ができない。
「驚きましたよ……リーシェさんあんなに召喚魔法を自由自在に操れるとは。試験が楽しみですね」
遠巻きに様子を見ていた先生は安堵の表情を見せて胸を撫で下ろしていた。
……一番驚いたのこの私なんだけどね?
「皆さん。リーシェさんを見習って召喚魔法頑張ってくださいね〜!」
先生がそう言い、そのまま授業は続けられていくことにものすごくツッコミたかったけど大人しく皆のことを見守るだけにしてその日の授業を終えた。