召喚魔法失敗しました!?
ぐっと拳を握りしめ、大きく深呼吸をする。
すると隣で何かもぞもぞと動く気配を感じる。
うーん……と何かが唸る。
そっと布団を捲り、握っていた拳が震える。
「ウィリー?あんたここで何してんの?」
気持ちよさそうに眠るウィリーに地を這うような声で、そう言うとぼやけた目を擦りながらウィリーが目を覚ます。
『んんー……リーシェまだ寝かせろ……』
「いい加減にして!!!!」
ドンッとベッドから落とすとふぎゃ!っと変な悲鳴が上がるが、お構い無しにウィリーを跨いで窓を開ける。
入り込んでくる優しい風に少し気持ちが落ち着く。
登り始めた太陽がうっすらと町を照らしていく。
体に入っている力を抜くと、ウィリーが動く気配がする。