召喚魔法失敗しました!?
仲の良い友達ができたら……こんなに毎日がキラキラするのかな。
教室の隅で一人で過ごす毎日がガラリと変わるのかな。
想像するとなんだか楽しくなってきちゃった。
「でも、リーシェ。一つだけ約束してほしいんだ……」
少し険しい表情で、リックはそう言うと顔の前で両手を合わせた。
「僕が精霊見えること誰にも言わないでほしい。お願い。リーシェだから言えたことだけど、他の人には不気味と思われたりするの嫌だから……」
「うん。約束する。誰にも言わない」
そう笑顔で返すと、リックはほっとした表情をした後小さく笑う。
「じゃあ僕もリーシェが意味も分からずに、呪文唱えてたのも内緒にしててあげる」
「ちょ、リック!!!」
からかわれてる。
そんな感じは一切なくて、お腹の底から大きな声で二人して笑いあった。
空に瞬く星達がそっと私達を包んでくれた、そんな気がした。