召喚魔法失敗しました!?
考えたくなかったのに。
もう時間がない。
そう突きつけられたみたいで涙が出そうだった。
「んも〜リーシェったら。もしや魔法考えてなかったな?」
追いついたセラに顔を覗かれて、無理に笑顔を作った。
「バ、バレた……?」
「やっぱり!でも大丈夫だよ、リーシェ、ドラゴン召喚しちゃうほどの魔力持ってるんだもん。簡単に出来るって!」
そう励まされても、あれは私の力じゃない。
ウィリーの力であって、私は何もできない。
なんで私ばっかり……
「ま、魔法については学校で皆と話そうよ!楽しみだね!さ、帰ろ!」
そう手を差し伸べられて、今はこの幸せな時間に浸ってたくて。
そっと手を取り思い足を無理やり動かした。