お前の隣は俺だから。



2時間目のHRの時間が終わって、部活に行こうとしていると、ニヤニヤした先生に呼ばれた。


うえ〜〜嫌な予感がする〜…。




「おい、夏川!お前、さっき如月と知り合いっぽかったし、部活まで連れて行ってやれ!」



えーーー。
こんな時に限って美優は真哉くんと先に部活行っちゃったし…。


ほんとついてない。



どうしよう!何話そう…気まず。


私がこんなこと思ってるっていうのに、
如月くん何も気にしてないのかすっごく笑顔だ



あり得ぬ。あり得ぬ。あり得ぬ〜!!!!!




「夏川さん、じゃあ、よろしく!」



なんて爽やかに微笑んだ。



いや〜〜だからさ…その笑顔の破壊力。



「はい………。」



というしか、私には選択肢がなかった。


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