お前の隣は俺だから。
「は?青春?なんだそれ」
はぁぁぁ!!?
バカにしたみたいに私の言葉を鼻で笑いやがって!!
「薫には分かんないかも知れないけどね、
フルートで新しい曲が出来るようになったとき、すっごい嬉しいんだから!
それに!!高校吹奏楽はね〜〜
夏には野球応援があるんだから♡♡」
私が鼻高々に薫に自慢すると、いつもよりもさらに不機嫌な顔をした。
そして
「で?野球応援なんかして、野球部に彼氏でも作ろうってか?」
なんて、少し笑いながら聞いてきた。
もぉ。そんなんじゃないし!しかも、薫に言われるとすっごい傷つく…
だからは私は強がった。
「そうだよ!!イッケメンな野球部の彼氏作って私は楽器で応援するんだから!!!
ちょー青春でしょ??!」