お前の隣は俺だから。


「え?でも、男子バスケ部のマネって、定員オーバーじゃなかったっけ???」


そう。新入生の男子バスケ部は薫を筆頭にイケメンぞろいで有名で、マネージャーをしたい子が殺到。


しまいには絶対に必要ない人数になっちゃって今までなかった定員を作る次第になった。という噂だ。



「あぁ、それ、なくなったから。」


「……は?」


「だから、マネに入った奴ら、俺らに見とれすぎて仕事しないからみんなクビ。

ってことで、紹介でしか入れなくなったんだよな。


だから、今、マジで人手不足なんだよ。
ってことで、お前は明日から男バスのマネってことで、俺から先生には言っとくから」




そう言ってさっさと自分の家に帰り始めた。



「いやいやいや!ちょっと待ちなさいよ!

私は美優と約束したんだからね!!?
そんないきなりゆわれても!!!」



「あぁ、じゃあ、ちょうどいいや。」


そう言って薫はニヤッと笑った


「……は?」


「藤咲も男バスのマネだな。」



そう言って自分の家に入った。



え〜〜!!!!??


ちょうどいいってなに?!しかも、勝手に決められたし!!?


とは言いながらちょっと顔がニヤける。


薫のマネージャーか……。うん。悪くない。





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