ドクターと恋を始めました。【完】
琴音side





「……められずにいるの。」




真城先生の声が聞こえる。


此処がどこなのかも検討がつく。
でも、正直目を開けるのが怖い。


だけど、…大丈夫だよね。



「…あ、起きたね。
琴ちゃん体調どうかな?」




この人、どこかで…、
会ったことあるような気がする。




「…」


「琴ちゃん?」


「え、あっ…大丈夫です。」




やばい、ボーッとしてた。
少しだけ体がだるい気がする。

多分それは、さっき過呼吸を起こしたから。




「まだ顔色悪いね。

…そうだ、今日から琴ちゃんの主治医につく、僕の息子だよ。」


「初めまして、琴音ちゃん。

心臓外科医の海堂愁です。
…これから一緒に頑張ろうね。」




今、この人…、心臓外科医って。

えっ、え?
あたし、どこも悪くないよ?




「あの…、あたし健康体ですよ?」


「実は琴音ちゃん、

あなたが倒れたときに脈が乱れていたの。
気になって、検査してもらえば琴音ちゃんは狭心症ということがわかったのよ。」




…脈が乱れる?

確かに、内科検診のときも『不整脈持ち?』とか聞かれたけどよくわからなかった。


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