ドクターと恋を始めました。【完】
愁side






俺の目の前にいるのは琴音のお父さんと秘書で俺の隣にいるのは今こっちに来た怜於。



緊張した空気が漂う。




「…ということです。」




だいたいの事は話した。
理解はしてもらえたと思う。




「そうか、琴音は大丈夫なんだな?」


「…今のところですが。千葉さん、心筋梗塞はご存知ですよね?」


「あぁ、」


「今の琴音ちゃんはいつ心筋梗塞が起きてもおかしくないです。」




〜♪〜♪


俺の首からぶら下がっているPHSが鳴った。
こんな時になんだ?


それと同時に怜於のPHSも鳴った。




「…少し失礼します。」




俺は電話に出た。

電話の向こうでは何かあったとわかるほどの騒がしさ。




「海堂です、」


『海堂先生っ!急いで処置室まで来てください!琴音ちゃんがAMI(心筋梗塞)です!』




嘘だろ。
それは、非常にやばい。




「千葉さん、起きてほしくないことが起きてしまいました。琴音ちゃんが心筋梗塞で治療中だそうです。」




怜於に説明を託し、俺は会議室を出た。



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