ドクターと恋を始めました。【完】
こんなにダッシュしたのは久しぶりだ。
何でこんなに会議室から処置室まで遠いのか理解できない。
「…ハァハァ。」
息切れがやばい。
運動した方がいいかもしれない。
処置室のドアを開けると意識のない琴音の姿
「状況は?」
「今は落ち着いてる。…が、さっさとオペしないとやばい事になるぞ。」
貴志先生が対応してくれたのか。
てか、俺もそんなこと十分承知してる。
さっさとオペをしないといけない。
これ以上、琴音を苦しませたくない。
「…緊急オペをします。」
「オペ室は?」
「こっちの方が緊急事態です。」
親父(院長)に言えばOKをもらえるはず。
『時すでに遅し』になる前にオペをする。
俺は琴音に命を預けられた。
AMI(急性心筋梗塞)になってるし
油断すれば琴音に後遺症が残る。
そんなことは絶対に避けたい。
「誰でもいいから今すぐ怜於に緊急オペと伝えてください。」